9月10日OYAJIファイト結果

昨日のOYAJIファイトには、

渡辺トレーナーとスエヨシ選手が出場しました。

先にリングに上がったのはスエヨシ選手。
しかしこの試合、
対戦選手が体重を落とすことが出来ず、当初の規定体重より約6kgもオーバーしていた為、
OYAJIファイト事務局からは、
通常ならば試合中止の判断、もしくはグローブハンデ&採点ハンデでの試合決行になると案内を頂きました。
しかし、スエヨシ選手は体重差があったとしても、
ハンデは一切無しでこの試合を受けリングに上がることを決意。
応援に駆け付けてくれた方達に、不利な状況でも、ハンデが無くても、勝つ姿を見てもらいたいからと。
選手の安全を第一優先しなくてはならないジムとしても非常に悩みましたが、少しでも危険なパンチを受けた際はタオル投入(試合中止)することをご了承頂き、緊張のなか試合開始。
しかし、日頃厳しいトレーニングを己に課し、この日の為に全力で頑張ってきたスエヨシ選手の強さは本物でした。
劣勢になる時間は一切なく、練習の成果を遺憾無く発揮し見事に完勝!
本当に素晴らしい試合でした。
スエヨシ選手、本当におめでとうございます。

 

次にリングに上がったのは渡辺トレーナー。
前戦、これまで保持していた日本タイトルを厳しい判定で失ってからの復帰初戦。
今回の対戦相手はなんと、プロで元日本ランキング1位&後の世界チャンピオンとも日本タイトルマッチを戦った経歴を持つ名実ともに強敵中の強敵。

この試合に向けて、渡辺トレーナーは一切の妥協無く日々の練習を重ね、最高の身体を仕上げてきました。
どれほどの努力を積めばこの身体が作れるのか、、
本当に凄いです!

(↓試合前に撮影)

気合い充分で試合開始のゴング。
相手も最高の準備をしてきたのが分かる素晴らしい立ち上がり。
渡辺トレーナーも持ち前のスピードと多彩な手数を活かした動きで好調な滑り出し。
目まぐるしく攻防が入れ替わるスリリングな展開で試合が進みました!
全3R、どのラウンドも高い技術と互いの意地がぶつかり合う激しい打ち合いで、会場の応援もヒートアップしました。
そのまま大歓声の中、試合終了。
思わずOYAJI ファイト代表の方が、
『本当に素晴らしい試合でした!両選手に今一度大きな拍手を!』とマイクを握り伝える一幕も。
結果は非常に悔しいですが、残念ながら僅差で勝利には届きませんでした。
しかし、こんなにも会場を盛り上げ、見ている人達に感動と力を与える試合があったでしょうか、、
ボクシングの素晴らしさが詰まった最高の試合でした。
渡辺トレーナー、本当に格好良いボクサーです。

本当にお疲れ様でした。

応援にお越し頂いた皆様、会場に来れずとも勝利を願って応援してくださった皆様、
本当にありがとうございました。

そして今回もサポートしてくれたトレーナー達に本当に感謝です。
ありがとうございました。

毎回ではありますが、
わたし柴田、今回改めてボクシングの持つ力というものを両選手の試合から感じ学ばせて頂きました。
四角いリングの中で『1対1』で戦うスポーツ。
ですが、
選手は応援に来ている人を思い、
応援に来ている人は戦う選手を思い、
会場が一つになる。
ある意味での団体競技でもあるなと。
そんなボクシングに携わる仕事をさせてもらえることをとても嬉しく感じますし、誇りに思います。

ボクシングを通して多くの方達に運動の楽しさを体感して頂き、
そのなかで競技そのものの魅力をお伝えしていけるよう、今後も精進していきたいと思います。

皆様、本当にお疲れ様でした。
そして、ありがとうございました。